2022年10月16日

マイホームは、頭金なしの全額住宅ローンで購入できます。フルローンの注意点。

頭金なし、購入資金の全額を住宅ローンの融資で利用する人のその後の生活は?

初めてマイホームを検討して 購入する場合は、家に関する知識や、購入する資金計画にについて 調べたり、知人など周りの人の意見を聞いたりします。また実際に住宅販売会社に見学に行き 何社か訪問して、ある程度のことについて、把握できます。そのなかで いい物件だと思い込んで購入することも多くあります。
たとえば、ある程度の知識がある人が、値段も手ごろだし、建物も いい物件だと判断した場合、住宅会社の担当者に、若いうちに購入した方が融資審査も緩いですよ。全額借入も大丈夫です。この物件は人気があり問い合わせが多く、見学の予約が数件あります。気に入られた方もいらっしゃいますので、申し込みが入れば残念ですが、アキラメテください。こうなると、購入申し込みに気持ちは大きく傾きます。
人気のある物件の場合、手持ちのお金がないから頭金をためてからなどと、考える暇はありません。頭金なしでの融資額全部をローンにすれば、他の人にとられないメリットがあります。
預金があっても、使わずに手元に置いとけば、いざというときの出費に対応できます。家の購入する費用全額を住宅ローンで返済する、いわゆるフルローンの人は、頭金にする貯蓄が少ない人が多く、急な、臨時の出費や収入が少なくなる、厳しい毎月の返済になります。
フラット35の提供金融機関である住宅金融支援機構は、広報誌に興味深い調査データを掲載しました。。その内容は「住宅ローンの返済を3ヶ月以上遅れている世帯はなんと全体の30%」というデータです。つまり住宅ローン利用者の10人中3人は、毎月の返済を苦しいと感じているのです。
現在は、コロナ不況 円安 物価高などの影響をうけて さらに返済が厳しくなってくる人が増えていくと予想されます。

家族を持ち そして念願のマイホームを購入するという目標がある人は多いと思います。

毎日の仕事をがんばっていつかは必ず自分の城を手に入れ 家族との 幸せな生活をするのを夢見て日々努力します。
マイホームを 現金一括で購入する人はいません。大部分の人は住宅ローンでの購入になります。ほとんどの方が利用する住宅ローンです。その住宅ローンですが、これは一番長く付き合えなければならない 毎月の借金です。36年以上の支払いでの人も珍しくありません。当初の計画通り毎月支払いが、できれば問題ありません。長い人生の中で、収入減やリストラ 誰も予想もしなかったコロナの影響など、なにが起こるか分かりません。借入金額も 収入の半分以上を支払うような人も、珍しくありません。支払い以外にも 固定資産税、修繕費などや、子供が出来れば 教育資金 などが出てきます。また、現在は 円安 物価も高くなり 住宅ローンの金利も上昇する可能性もあります。
住宅ローン契約者の4人に1人が破綻する可能性も出てきます。 今後ありえる金利上昇の大きなリスクを抱えそうな人です。
融資金額の限度額は、固定金利より金利が安い変動金利のほうが、たくさん借りられます。希望通りの家を購入するローンを組むとなると、予算的に たくさん借りられる変動金利になります。また、不動産業者や銀行の窓口でも、利用する人の、多くの住宅ローンの申込が多いのは、変動金利の方ですよ。 と説明をされたら、まず変動金利を利用するでしょう。
変動金利の場合、グレードを落とさず、自分が理想とする家でも、なんとか返済できるというという想定で満額を借りてしまう人が4人のうちの1人の割合です。住宅ローンの破綻予備軍に該当するのです。

このような借入状況に対してさまざま意見があります、参考にして下さい。

※住宅販売会社の営業の人がもらう、成約金は多額です。それだけ利幅があるのです。

※住宅ローン以外に 固定資産税 火災保険 築年数がたちますと、修繕費用など色々出てきます。

※払い終われば資産になるから、損はしません。賃貸と同じ支払いで持ち家が手に入ります。こんなのは売る側の理論であって、ローン期間中は 生活レベルを落としての人生は、送ることになります。

※住宅ローンは、りっぱな借金です。毎月の支払いが30年以上続くのです。途中 リストラ 子供の教育費 今回のようなコロナ感染症などまだまだたくさんのリスクがあります。安定している公務員ですら、賃金が下がり、退職金が削減され、ローンの返済計画が狂ったと嘆く人が多いと思う。

※人口減少ということは、購入した家は、将来 中古になり購入してくれる人も少なくなり、家の価値も下がります。経済がダメになりますのでお金持ちの人は買ってください。

※まず住宅ローンでボーナス併用は利用しない。頭金なしでの支払いは、収入が増えないこととして利用する。ペアーローンなどの 共働きや夫婦共同名義で利用しない。支払い期間中のリスクを考える。

※銀行は完済年齢を80歳までは、融資してくれますが、定年の前には、住宅ローンを完済できる計画が必要だと思う。40代以上の人が住宅ローンを組む場合は、注意した方がいいと思う。

家を買って後悔しているという意見は大変多くなってます。一方で無理して家を購入してよかったという意見もあります。

※賃貸物件とは違い、いつでも間取りや内装など、自分の自由に リフォームして、好きな室内環境に変更できる。

※家を住み替えしたいときは、賃貸にだして 家賃収入で、収益が出るようにできる。

※土地は古くなることはないので、将来建替えの時には、建物の建築費用だけである。

※住宅を購入した人の所得税を10年に渡って減税できる制度があり、家を買った後に確定申告をすれば住宅ローン控除を受けられます。

※持ち家を持っていることが成功者の証として認識されるため、社会的信用が得られやすい場合もあります。

このように 家を購入してよかったと考える人も当然いらっしゃいます。

長い人生 長い住宅ローンの返済の中で、予想もしてないことは起こります。

住宅ローン破綻する人の特徴として、頭金ゼロのフルローンかそれに近い状態で家を購入しているということが挙げられます。
頭金ゼロで家を購入しているということは、家を購入する時点で貯金が少ない方が多く、そのような方々は少しでも予定外の収入減や出費増に直面するとすぐに行き詰ってしまうことになります。
また、頭金ゼロで購入した場合、地域や物件にもよりますが、ほとんどの場合は家の資産価値よりも住宅ローンの残高の方が大きいという状態が長期に渡って続きます。
リストラ・離婚・コロナ・退職・金利上昇・業績悪化・病気など、いろんな要因があります。住宅ローンが払えなくなったらどうなるのか。さまざまな理由で住宅ローンが払えなくなったというご相談をいただきます。
住宅ローンを滞納してしまった場合の流れです。



※住宅ローンの滞納が続きますと 融資先の銀行から 催告書・督 促状が届きます。
※俗にいう ブラックリスト(正式名は個人情報へ自己記録掲載)に登録されます。
※銀行からは、一括での支払いを請求が求められます。
※銀行の保証会社が銀行に 借主に代わって返済をします。
※保証会社から裁判所に競売の手続きを申し立てられます。
※裁判所から差押え通知が送られてきます。
※競売開始決定通知書が届きます。
※競売が終了したら強制的に立ち退きになります。

そして、競売により売却する価格は 通常の近隣の相場よりかなり安く取引されます。競売になった物件は相場の約60~70%程度の価格で落札されることが多くあります。
競売物件は通常の不動産の売却と違います。裁判所から競売開始決定の通知書が届きます。通知書が届いたら、調査員(執行官)が訪れ家を調査。調査のもとに売却価格が決まり競売がスタートします。競売は売却時期や販売価格を持主の意見や意志は一切反映されません。強制的に家から出ていくことになります。

任意売却という手法があります。

任意売却とは、住宅ローン等の借入金が返済できなくなった場合、
売却後も住宅ローンが残ってしまう不動産を金融機関の合意を得て売却する方法です。
住宅ローンが払えなくなっても人生の終わりではありません。愛着のある家をなくすことは、
望ましい状況ではありませんが、自分の選択でこの流れは変えることが出来ます。「任意売却」という選択肢があることを知って下さい。競売から落札まで進む流れを変える大切な第1歩となります。
「この先、ローンの返済を続けていくのが難しい」「ローンから逃れたい」と感じたらすぐにご相談ください。ご相談が遅れると、任意売却の成功確率は減っていきます。遅すぎて対応が間に合わないことはありますが、ご相談が早すぎて困ることは何もありません。経験者の方からよく聞かれる言葉に「早く相談すればよかった」という言葉があります。
通常の販売方法で売り出しますので所有者の経済事情が知れわたりません。競売では裁判所やインターネットで公告されてしまうので競売物件として友人知人や近隣の住民に知れわたってしまう可能性が高いです。市場価格で売却できますので競売に比べて高く売却できる可能性が高いですし価格に納得したうえで売却できます。競売の場合は任意売却に比べて安価での売却になってしまう可能性がありますし、いくらで売れるかわからないので不安が残ります。
契約日や明け渡し日など売却に関して、買主様に希望を主張できるので仕事やお子様の学校などに影響を与えないで済みます。
引越しするにあたって引越し費用の一部を売却代金の中から控除してもらえる可能性が高いので金銭的負担が軽減されます。
任意売却を含む他の債務問題に対して豊富な経験とノウハウを持ったスタッフが、ご相談者さまの住宅ローン問題に対して、最適な解決方法を無料でご提案させていただいています

今お困りの方も、今はまだ困っていない方も、今後もし何かあった時の為にも、「任意売却とは何か」「どのように売却を進めるのか」今後の参考にしていただければ 幸いです。
もちろん 任意売却が、必要でないケースもあります。無理に任意売却をすすめることは、ありません。

   一般社団法人 全国住宅ローン救済・任意売却支援協会 
   鹿児島認定加盟店   上町不動産  代表 森谷信実 
   秘密厳守  相談完全無料  弁護士への相談無料
ページの先頭へ