2022年12月06日

同じ間取で設備も同じなのに 最近入居した人の家賃がかなり易い。

更新時は家賃交渉には良い時期なので、大家さんに相談してみましょう。

20年以上同じお部屋を借りていた人の話です。
同じアパートの人と家賃の話になり同じ間取で 同じ設備なのに 自分の家賃がかなり高いのを知ったということでした。同じ建物で同じ部屋の家賃を含めた初期費用でも よく価格が上下します。これは、よくある話です。大家さんは 少しでも高い家賃で入居させたいのです。空室が多くなりますと、条件を下げてでも埋めたいと考えます。自分の建物に空室があれば インターネットなどで調べてみてください。そして周りと比べて高い時は、大家さんとの交渉になります。近隣との賃料の著しい相違に、賃料の改定の提案をするのは普通のことです。ぜひ更新時は家賃交渉には良い時期なので、大家さんに相談してみてください。

大家さんから 家賃の値上げを言ってくる場合もあります。

逆に入居者が長く住み続け親しくなった場合、大家さんが家賃を上げるのを言い出せないまま何十年も家賃が据え置きになっていることもあります。周辺の土地や建物の価値があがり、家賃が低くなったときは、家賃を上げたいとの申し出も出てきます。大家さんにとって、空室が長く続くリスクは避けたいところ。家賃を値上げするより長く住んでもらえる方がメリットになるのであれば、交渉により現状のままでの家賃に応じてくれる可能性は出てくると思います。長く住みたいという一言は、大家さんには、心揺さぶれる言葉です。大家さんが家賃を引き上げることができるのは、相場の変動など正当な理由があった場合のみ。単に大家さんの収入アップのため等で家賃を値上げされるということはできません。

大家さん・入居者の双方の合意があり、契約が成立してはじめて値上げとなります。

それでも、交渉がうまくいかずに 家賃の値上げを一方的に行ってきた場合はどうなるのでしょうか? この場合は 今までの家賃を支払っていけば、部屋を出る必要は、ありません。
大家さん・入居者の双方の合意があり、契約が成立してはじめて値上げとなるのだ。ただし、納得がいかないからといって、話し合い自体を拒否する、連絡を絶つなどの状態が続くと、場合によっては退去を求められるなどのトラブルにつながることもあります。
交渉が決裂した場合の相談先は 自治体の消費生活相談窓口に問い合わせをしましょう。心強い相談窓口になると思います。

     賃貸不動産経営管理士   森谷信実

生れたのも、育ったのも、上町不動産の事務所も 
この場所です。実績 安心 信頼 間違いありません。

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代表 森谷信実のプロフィール(資格)

※ (FP)ファイナンシャルプランナー
※ 宅地建物取引士      
※ 賃貸不動産経営管理士
※ 任意売却取扱主任者   
※ 損害保険募集人
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