猫の飼育が出来る物件は少ないのが現状です。
その中で、空き部屋でお困りで、賃貸経営を考える大家さんにとって、今までと同じでペット不可 子犬1匹のみ の条件は得策ではありません。
猫は犬と違って散歩の必要がなく、吠えることもなく、単身者や共働き世帯でも飼いやすいと思います。そういう理由からも、今後ますます猫飼育が増えていくと思われます。
今の賃貸物件に現実的に取り入れることが可能かどうかを検討してみるのは、無駄ではないと思います。
汚れにくい&傷付きにくい床や壁
猫の爪は非常に強いため、床や壁が傷付きやすくなります。そのため、床から腰壁までの壁は爪よりも硬いタイルにすると良いでしょう。はがしたり部分交換のできる腰壁材もあります。
ポカポカと陽当たりの良い大きな窓があると、猫はリラックスして日なたぼっこができます。また、猫は窓から外を眺めるのも大好きす。
窓の近くの外が覗ける位置に、猫が乗れるような台やキャットタワーを設置してある物件もありました。
体臭やトイレの臭いを消す工夫は必須です。換気システム、消臭クロス、トイレの近くに空気清浄機を設置するなどの対策をとれば、来客も安心して迎えられます。
現時点でペット不可の物件の場合、居住者はペットがいないことを前提に部屋を借りています。仮にペット可にして、既存入居者の中にペットアレルギーの人がいたら取り返しがつきません。
そこでペット可に変更する場合は、必ず既存入居者全員に説明して同意を得ておく必要があります。
必ずペット用のトイレやおしっこシートなどを使い、排水溝で直に排泄しないなど、入居者がペット飼育に関する規約を守れるのか、きちんとしつけができているのか、十分に見極めるとともに、契約時に敷金を多く預かり、生活ルールや退去時の復旧費用の負担について明確化しておきましょう。
上町不動産
代表 森谷信実のプロフィール(資格)
※ (FP)ファイナンシャルプランナー
※ 宅地建物取引士
※ 賃貸不動産経営管理士
※ 任意売却取扱主任者
※ 損害保険募集人